御殿様と御姫様の衣裳は「立涌文様」。

立涌とは「2本の曲線を用いて水蒸気が涌き立ちのぼっていく様子」を
表す有職文様のひとつです。
その他にも、陽炎が立ち昇る揺らめきの様子や、
雲気（うんき）が立ち昇る様子と言われることもあります。

ちなみに有職文様とは、平安時代以降に公家階級で装束・調度などに用いられていた
伝統的な文様のことを指します。

お姫様の衣裳裾仕立ては職人がこだわって仕立てた矧ぎ合わせで縫い合わせた段重ね。
御殿様は石帯に魚袋（ぎょたい）を装った本格仕立て。
手は木製木彫り仕立ての高級な造り。
お顔は現代的なすっきりとしたお顔でほのかに薄ピンク色の頬に仕上げ
やさしく微笑みます。

御飾台は半円型の衝立屏風。七宝柄を両サイドに立体感のあるレーザー彫を配しました。
お色は白木もくめのナチュラルな雰囲気。
七宝（しっぽう）柄のとは円形が永遠に連鎖し繋がるこの柄に、円満、調和、ご縁などの願いが込められた縁起の良い柄です。 また人の御縁や繋がりは、七宝と同等の価値がある事を示している柄ともいわれています。

お花飾りは「麻の葉柄」の花瓶にお人形に合わせたアレンジメントフラワー。
麻の葉は４ヶ月で４mにもなるほど成長が早く、真っ直ぐにグングン成長して行くため、麻の葉柄には子供の健やかな成長の願いが込められています。
この柄には魔除けの意味があり、昔から産着の柄としても広く親しまれてきました。
お子様、お孫様の健やかな成長を願いう縁起の良い柄です。

灯りは円柱型でLEDランプが内蔵されたお洒落な行灯。電池式です。

現代感覚でモダンなセットに仕上げました。
和洋問わず、お飾り頂けるかと思います。


SUZUTAMEオリジナルのセット【Stylish series】


＜企画・製作＞
セット企画・鈴為人形工房
人形着付・會田春翠
頭（かしら）原作・熊倉聖祥


＜サイズ＞
間口60×奥行32×高さ36㎝（約）

＜セット内容＞
親王揃い・衝立付御飾台
円柱型行灯（対）・フラワーオブジェ・貝桶（対）

＜サービス品＞
御被布（柄が変わる場合がございます）・お手入れセット（毛ばたき・白手袋・クロス）・オルゴール付写真立・2年間保証書

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